不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2010/1/21

創立50周年を飛躍の年に/積水ハウスが中期経営計画策定

 積水ハウス(株)は、2013年1月期を最終年度とするグループ中期経営計画(10年1月期~13年1月期)を策定した。

 同社は8月1日に創立50周年を迎え、また1月で累計販売戸数が200万戸を突破する。この節目となる10年度を新たな飛躍の年と位置付け、持続的な成長を行なうため計画を策定したもの。

 基本方針は、(1)グループ連携の強化(コア事業の強化と事業ポートフォリオの拡大)、(2)環境配慮型住宅を事業拡大のドライバーとする(グリーンファースト戦略)、(3)全社構造改革の継続的な推進、(4)業務効率および生産効率の改善、およびコストダウン、としている。

 戸建住宅分譲事業は、まち並みづくりを中心に推進し、販売用土地については資産の効率化と保有リスク低減のため、圧縮に努めていく。マンション分譲事業については、市場価格が値崩れを起こし販売活動が困難なため、計画時において事業の選別をより厳しく行ない、慎重な姿勢で臨むとしている。
 開発事業は、短・中期的に資産運用を行ない、ストックによる収益を確保するとともに、将来のリターンの拡大を目論む。あわせて、都市再開発事業の開発能力・リーシング能力・出口戦略等の機能強化を図るため、M&Aや提携・協力関係の構築も視野に入れて業務を推進していく。
 新規事業である海外事業は、すでに販売活動を開始したオーストラリアをはじめ、ロシア、中国など世界各国で順次住宅建築事業に取り組む予定。
 戸建住宅請負事業においても、所得格差の影響による小規模注文住宅のマーケットが拡大していることを受け、積和建設グループによるセカンドブランドを市場に投入し、シェア拡大を図っていく。

 同経営計画では、13年1月期の連結売上高目標を1兆6,000億円、営業利益680億円、経常利益750億円、当期純利益420億円としている。

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