不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2010/1/22

1口当たり分配金は9,293円/NRIC09年11月期決算

 日本レジデンシャル投資法人(NRIC)は21日、2009年11月期決算を発表した。

 当期(09年6月1日~11月30日)の営業収益は87億1,500万円(前期比▲3.9%)、営業利益は39億9,000万円(同11.9%増)、経常利益は23億1,400万円(同21.8%増)、当期純利益は23億700万円(同13.4%増)、1口当たり分配金は9,293円。

 同投資法人は、スポンサー会社であったパシフィックホールディングス(株)の会社更生手続開始決定を受け、アドバンス・レジデンス投資法人(ADR)の資産運用会社ADインベストメント・マネジメント(株)(ADIM)の主要株主である伊藤忠商事(株)、およびADIMを09年8月6日付けで新スポンサー会社に選定した。
 さらに、ADIMを存続会社とする吸収合併に係る合併契約を、9月25日付けで締結。スポンサー会社の変更に伴い、同投資法人およびADRを新設合併消滅投資法人とした新設合併に係る合併契約を、同日付けで締結した。同契約は、11月30日開催の投資株主総会において承認され、合併効力発生日は10年3月1日を予定している。

 当期は、物件の取得・売却は行なっておらず、ポートフォリオは賃貸住宅137物件、取得価額の総額は3,027億2,300万円、総賃貸可能面積41万6,550.82平方メートルと、前期末から変わらず。保有資産の運用については、周辺相場の変化に柔軟に対応したリーシング活動に専念した結果、ポートフォリオの平均稼働率は92.6%を維持した。

 また、スポンサー会社の変更およびADRとの合併契約の締結による信用力の向上に伴い、当期に行なった借入れ610億1,700万円のうち、497億1,200万円を中長期の借入れとし、有利子負債の長期化および返済期限の分散化を進め、財務の安定性を図った。なお、期末総資産有利子負債比率は52.2%。

 3月1日を新投資法人設立日とすることから、次期(09年12月1日~10年2月28日)については、営業収益43億7,600万円、営業利益14億8,200万円、経常利益5億9,500万円、当期純利益5億9,300万円、1口当たり分配金2,400円を見込む。

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