（財）東日本不動産流通機構は25日、東日本レインズにおける2009年1年間の首都圏流通市場動向を発表した。
09年の中古マンション成約件数は3万1,183件（前年比8.5％増）で、2年連続前年を上回り、過去最高を記録した。地域別では、東京都1万4,393件（同10.2％増）、埼玉県3,987件（同11.4％増）、千葉県4,512件（同7.7％増）、神奈川県8,291件（同4.8％増）と、いずれも前年を上回った。
成約単価は1平方メートル当たり37万7,700円（同▲5.3％）で、7年ぶりの下落となった。地域別では、東京都49万4,000円（同▲6.3％）、埼玉県23万6,400円（同▲5.5％）、千葉県23万2,200円（同▲4.9％）、神奈川県34万6,100円（同▲4.3％）。成約平均価格も、2,491万円（同▲4.3％）となり、同様に7年ぶりの下落。また、新規登録件数は13万1,588件（同▲23.0％）と大幅に減少した。
一方、中古戸建ての成約件数は1万509件（同11.3％増）で、3年ぶりの増加。成約平均価格は2,988万円（同▲6.8％）となり、2年連続で下落した。
