国土交通省は22日、建築確認手続き等の運用改善の方針について発表した。
建築確認審査の迅速化、申請図書の簡素化、厳罰化の観点から制度の見直しを検討していたもので、建築基準法施行規則および関係告示等の改正については3月末日を目処に公布し、6月に施行する予定。
建築審査の迅速化関係では、確認申請図書の補正の対象の拡大や、確認審査等の報告に係るチェックリスト告示の簡素化などを実施する。そのほか、確認審査と構造計算適合性判定審査の並行審査を可能とする。
申請図書の簡素化関係では、確認申請図書のうち、構造計算概要書を廃止するほか、建築設備に係る確認申請図書の簡素化、建築材料・防火設備等に係る大臣認定書の省略などを改正。
厳罰化関係では、違反設計等への処分の徹底や、広範なサンプル調査の実施などを挙げている。
詳細は同省ホームページを参照。