不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2010/1/29

景気後退により受注低迷、最終赤字に/パナホーム10年3月期第3四半期決算

 パナホーム(株)は28日、2010年3月期第3四半期決算を発表した。

 当期(09年4月1日~12月31日)の連結売上高は1,788億7,600万円(前年同期比▲11.1%)、営業利益は8億7,700万円(同▲81.8%)、経常利益は4億9,700万円(同▲89.7%)、当期純損失は3億3,000万円(前年同期:当期純利益19億4,800万円)となった。

 パナソニック電器店との協業強化による紹介促進や、宿泊体験モデルハウスの積極的な展開により地域密着営業に注力。また、政府補助金制度を活用した太陽光発電システム搭載商品の提案により販売の拡大に努めた。
 さらに、商品面においては、戸建住宅で「長期優良住宅」基準への標準対応、医療・福祉建築においては同社提案のモデルが「高齢者居住安定化モデル事業」に採択され、大型介護施設の請負契約を12月に締結するなど、高齢者の住環境への対応も推進した。
 経営体質においても、経営全般のコスト管理を徹底、集客力の低下した展示場の撤退、業務効率化による人件費の削減などさらなる収益力強化にも務めた。

 しかし、前年度10月以降の景気後退の影響で受注が低迷したため、戸建・集合住宅請負売上が伸び悩み減収、利益面については、コスト削減は順調に推移したものの、売上高の減少が響き最終赤字となった。

 通期は売上高2,600億円、営業利益40億円、経常利益45億円、当期純利益は20億円を見込んでいる。

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