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2010/3/1

「真の日本のすまい」8作品を選出/住宅産業研修財団ほか

国土交通大臣賞に選ばれた小野幸助氏(宮城県、写真左)には、国土交通省住宅局長・川本正一郎氏から賞状が手渡された
国土交通大臣賞に選ばれた小野幸助氏(宮城県、写真左)には、国土交通省住宅局長・川本正一郎氏から賞状が手渡された
「今後も大勢の人たちに参加してもらい、真の日本のすまいづくりのため知恵を出していただきたい」と語った、同財団理事長の松田妙子氏
「今後も大勢の人たちに参加してもらい、真の日本のすまいづくりのため知恵を出していただきたい」と語った、同財団理事長の松田妙子氏

 (財)住宅産業研修財団(東京都港区、理事長:松田妙子氏)が、(財)住宅保証機構(東京都港区、理事長:羽生洋治氏)など住宅関連3団体と共催で実施した第7回「真の日本のすまい」提案競技の入賞8作品が決定。2月26日、住宅金融支援機構本店1階「す・まいるホール」(東京都文京区)で、受賞者への表彰式が行なわれた。

 同競技は、現代の住宅に求められる要素(バリアフリー、環境適応、耐震性など)に加え、日本の木造軸組住宅の特長を生かしながら、日本各地の気候風土に合った住まい、家族の絆や日本文化の復権をめざした「真の日本のすまい」を提案してもらうもの。2009年11月30日~12月4日にかけ作品募集が行なわれ、114件の応募の中から、国土交通大臣賞など8作品が選ばれた。

 国土交通大臣賞を受賞した小野幸助氏(工務店)の作品は、仙台市泉区に実際に建設された戸建住宅。太陽光、通風、雨水、漆喰壁など自然の力を利用するつくりと、畳や土間をベースにした可変性に富んだ間取り、国産材100%の家づくりが評価された。

 表彰式であいさつした、同財団の松田理事長は「日本の住宅は、欧米の技術を取り入れ性能が大きく向上したが、その一方で住まい方まで欧米風になってしまい、日本古来の気候風土に合った住まい方が忘れられている。また、日本の伝統的な木造住宅建設技術は、世界に誇れる技術であり、この技術と住まい方という伝統文化をもう一度考えようというのが、本競技の目的。今後も大勢の人たちに参加してもらい、真の日本のすまいづくりのため知恵を出していただきたい。
 また、作り手だけでなく、住まう人達にも、気候風土に合った住まい、家族の絆が育める日本の伝統的住まいを再考していただきたい」などと語った。

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