


総合地所(株)は10日、賃貸マンション「ステイシス町屋」(東京都北区、総戸数74戸)を竣工。関係者向け内覧会を行なった。
同物件は、東京メトロ千代田線「町屋」駅徒歩4分に立地する、14階建ての賃貸マンション。施工を手がけた(株)長谷工コーポレーションが土地情報を持ち込み、分譲マンション等幅広い活用法を検討した結果、同駅周辺にはあまり存在しない、ステイタス性のある賃貸住宅での運用が最適との結論に至ったもの。
基本設計とデザイン監修を、デザインショップ・アーキテクツに依頼。外壁はブラックのモノトーンとし、階層によりバルコニー形状を変えるなどして、リズムを出した。住戸は、1R~2LDKの8タイプ、専有面積25~61平方メートルとバリエーションを持たせた。1フロア6戸をコの字型に配置することで、角住戸率を6割を実現。また、1、2階の一部を店舗用としている。
周辺建物を大きく上回る高さのため、4階住戸でも視線をさえぎる建物がないのが特徴。また、オリジナルキッチン・洗面所の採用や、エアコンダクトを室内に露出しない工夫、大型の固定窓、ダウンライトなど、細部にまでデザイン性を行き届かせている。
月額賃料は8万5,000~19万2,000円と、周辺賃貸マンション相場より15~20%高いが、2月下旬からの募集で18戸が入居済。当面は、自社で運用するが、運用が安定した後、ファンド等への売却も検討する。