NTT都市開発(株)、三菱地所(株)、東京建物(株)、(株)サンケイビルは31日、特定建築者として整備を進めている「大手町一丁目第2地区第一種市街地再開発事業の特定施設建築物」(東京都千代田区、敷地面積:約1万4,100平方メートル)の「A棟」を、4月1日に着工すると発表した。また、三菱地所は、同プロジェクト「B棟」の着工も同日より行なうとしている。
「大手町一丁目第2地区第一種市街地再開発事業」では、大手町連鎖型再開発の第2次事業として、国際金融拠点に相応しい、業務機能・業務支援施設を整備。日本橋川沿いの緑化整備などにより、水と緑が連続する景観の形成や、仲通りを中心に賑わいと回遊性を延伸するとともに、地上・地下の歩行者ネットワークをつくる。
また、空地の緑化や保水性舗装の採用によるヒートアイランド現象の緩和、建物に窓面の庇を設置、高効率設備機器を導入するなど、省エネルギー化、CO2排出量の削減に取り組むことで、省エネルギー基準「PAL」「ERR」で段階3(基準値からの削減率25%以上)が達成される予定。
特定施設建築物の概要は以下のとおり。
【A棟】
・延床面積:約11万平方メートル
・建物構造・規模:鉄骨造(一部鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造)地上31階(建物全体 35階) 地下4階建て
・最高高さ:約154m
・主要用途:事務所、店舗、駐車場など
【B棟】
・延床面積:約13万2,500平方メートル
・建物構造・規模:鉄骨造(一部鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造)地上35階地下4階建て
・最高高さ:約177m
・主要用途:事務所、店舗、駐車場など
いずれも竣工は、2012年9月を予定している。
なお、起工式を4月6日(火)の11時15分~12時15分に、同プロジェクト工事現場内にて開催する。