(株)レオパレス21は、創業以来の営業赤字を計上した2010年3月期の実績を踏まえて、11年3月期を初年度とする新たな3ヵ年経営計画「中期経営計画」(11年3月期~13年3月期)を策定した。
同計画は、事業戦略を抜本的に見直し、安定した経営基盤の強化を最優先課題と捉え、アパート建築請負事業と賃貸事業のコア事業を主軸に事業構造の再構築を実行するもの。
基本方針を「請負事業と賃貸事業の収益バランスを取った安定的な収益体質への転換」とし、ストックビジネス(賃貸事業部門)に軸足を移した新たなビジネスモデルへ事業構造の改善を図り、収益の安定化と成長路線の回復をめざす。
賃貸事業では、重点エリアの設定とチャネル別客付け能力の強化と拡大、新チャネル「レオパレス・パートナーズ」の展開などを進める計画。
アパート建築請負事業では、新供給計画に沿ったエリア別受注高計画の推進、商品ラインナップの強化と地域戦略の推進、都市部戦略商品の投入などを展開していく。
なお、3ヵ年の売上高数値目標は、11年3月期5,647億円、12年3月期5,606億円、13年3月期5,467億円を見込む。