不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2010/5/13

ファンド組成など、新事業に取り組むも減益に/NTT都市開発10年3月期決算

 エヌ・ティ・ティ都市開発(株)は12日、2010年3月期決算を発表した。

 当期(09年4月1日~10年3月31日)の連結営業収益は1,492億2,400万円(前期比3.4%増)、営業利益は161億2,900万円(同▲36.1%)、経常利益は102億1,500万円(同▲47.6%)、当期純利益は61億1,600万円(同▲61.7%)となった。

 同社グループでは、収益力の強化に取り組みつつ、継続的な成長をめざした事業を展開。不動産ファンド「NU-6ファンド」の運用開始や英国ロンドン市における現地法人の設立、オフィスビルの取得など、新たな成長分野の開拓に努めた。
 また、固定資産売却益176億2,800万円の特別利益の計上や、繰延税金資産取崩しの影響による法人税等調整額の増加などにより、増収減益となった。

 セグメント別にみると、不動産賃貸事業において新規物件や前期に取得した物件の賃料収入があったものの、既存物件の賃料収入が減少したことや前期に実行した物件売却などの影響により減収。また、新規物件の竣工に伴う費用の計上などにより営業費用が増加し、減益となった。営業収益は980億9,200万円(前期比▲1.8%)。
 
 次期については、1,410億円、営業利益240億円、経常利益180億円、当期純利益90億円を見込んでいる。

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