野村不動産アーバンネット(株)は9日、投資用不動産サイト「ノムコム・プロ」(http://www.nomu.com/pro/)の会員を対象とした「不動産投資に関する意識調査(第2回)」の結果を発表した。
同調査は、同サイト会員1万6,580人を対象とし、2010年5月13日~5月23日に実施したもの。有効回答数は613人。
これによると、投資物件は「今が買い時」と回答した投資家が57.1%と、1年前の調査に比べ5.3%増加した。「間もなく買い時が来る」と合わせて約85%の投資家が現在のマーケットを「買い時」と回答した。
また、最近の景気動向を受けたマインド変化については、「積極的に探すようになった」が38.7%と最も多く、続いて「特に変化はない」が37.8%。逆に「当面、様子を見ることにした」は21.9%となった。
この先の1年間で投資したい商品については、「不動産投資」が68.8%と最も多く、「株式(日本株、外国株)」が40.9%、その理由については、「不動産投資」「株式」とも「価格が底打ちしている」「割安感がある」「景気回復により価格上昇が見込める」等の回答が目立った。
今後購入したい物件は、「区分マンション」が前回調査より10%増加し52.0%に。続いて「一棟マンション」48.9%、「アパート」45.7%(複数回答)となった。
予算も「1,000万円未満」「1,000万~3,000万円未満」の回答が増加。前回調査と比較すると、投資物件の非保有者(購入検討者)がこの数字を押し上げており、背景には、手ごろな価格のワンルーム投資から始めたいという新たな層がこの1年間で増加したと推測される。