東建コーポレーション(株)は11日、2010年4月期決算を発表した。
当期(09年5月1日~10年4月30日)の連結経営成績は、売上高2,216億5,000万円(前期比▲6.7%)、営業利益63億3,500万円(同▲34.2%)、経常利益70億800万円(同▲31.0%)、当期純利益38億5,900万円(同▲21.5%)。
建設事業では、受注高が前年を下回ったことに加え、完成工事高も減少。一方、鋼材・建設資材の価格が低下傾向にあることに加えコストダウン効果から利益率は改善。結果、売上高1,315億3,000万円(同▲15.0%)、営業利益121億1,700万円(同▲11.9%)を計上した。
不動産賃貸事業では、サブリース経営代行システムによる入居者からの家賃収入の増加、および管理物件数の増加により、売上高は前期を上回る結果に。しかし、当期における賃貸物件の入居率は95.5%(同▲0.1ポイント)となった。結果、売上高873億2,300万円(同10.3%増)、営業利益8億6,000万円(同▲48.1%)となった。
リゾート事業は、ゴルフ場における入場者数減少の影響から、売上高18億円(同▲28.8%)、営業損失1,600万円(前期:営業利益4億9,700万円)にとどまった。
次期は、売上高2,138億8,200万円、営業利益44億3,500万円、経常利益51億7,100万円、当期純利益27億4,400万円を見込んでいる。