インターネットによる不動産評価、不動産情報サービス等を提供する(株)タス(東京都中央区、代表取締役社長:立野 良太郎氏)は22日、賃貸住宅の投資分析・運営ベンチマークに有効な「賃貸住宅用指標」を開発したと発表した。
アットホーム(株)、筑波大学不動産・空間計量研究室との賃貸住宅市場分析に関する共同研究の成果の一つ。オフィスデータに関する指標が数多く存在するのに対し、賃貸住宅についてはこれまで利用可能な指標がほとんど存在していないことから、アットホームの保有する賃貸住宅データをもとに、(1)TVI(TAS Vacancy Index=タス空室インデックス)、(2)募集期間、(3)賃料指数、(4)更新確率・中途解約確率などを算出。時系列データとして提供する。
同社は同指標について、「賃貸住宅の取得、運用、開発、担保評価を行なう際の評価精度の向上、運営時のビジネスプラン作成などでの活用のほか、賃貸住宅市場の将来予測等の研究分野においても活用が期待できる」としている。