東急リアル・エステート投資法人(TRI)は13日、2010年7月期決算を発表した。
当期(10年2月1日~7月31日)の運用状況は、営業収益65億5,000万円(前期比▲74.2%)、営業利益30億100万円(同▲79.1%)、経常利益21億3,400万円(同▲84.1%)、当期純利益21億3,300万円(同▲84.1%)、1口当たり分配金は1万2,598円となった。
減収減益となったのは、前期決算に「りそな・マルハビル」の譲渡に伴う不動産等売却益182億、および「菱進原宿ビル」の譲渡に伴う不動産売却損71億7,900万円を計上していたため。
当期は「麹町スクエア」(東京都千代田区)の信託受益権および、「オリックス新宿ビル」(東京都新宿区)を取得。取得価額はそれぞれ、90億3,000万円、90億円。結果、期末時点の保有物件数は23物件、取得価額の合計は1,814億4,000万円となった。稼働率は96.8%を確保し、既存物件の平均賃料単価は第13期末と比較して4.4%の下落にとどめた。
次期は、営業収益62億9,100万円、営業利益27億1,200万円、経常利益18億6,400万円、当期純利益18億6,300万円を見込んでいる。