スターツグループのピタットハウスネットワーク(株)は14日、全国加盟店(現時点で393店舗)に向けた「ピタットハウスネットワーク 10周年記念懇親会」を、グランドプリンスホテル新高輪(東京都港区)で開催した。
全国加盟会社の代表者向けに開催したもので、参加者数は各加盟会社の代表者を中心に150名。
第1部では、6月1日付けで同社代表取締役社長に就任した河野一孝氏(スターツコーポレーション(株)代表取締役社長、スターツピタットハウス(株)代表取締役)が、就任後初の挨拶を行なった。今後のさらなる方針として(1)ブランドの浸透、(2)人材育成、(3)スターツグループ事業の活用、(4)加盟店との関係性の強化を掲げ、「10周年を機に、さらなるピタットハウスネットワークの拡大・浸透を図る」と述べた。
(1)では、マスメディアへの露出を増やすとし、現在、賃貸・売買それぞれの新TVCMを作成中、11月に放映を予定している。また、スターツグループをとおして、スポーツ・文化活動におけるPR活動や、法人顧客、特に海外法人への斡旋強化を図るとした。(2)は、各加盟店に提案している人材育成内容のブラッシュアップやスターツピタットハウスが行なっている経営者育成プランの反映。(3)は、例に富裕層顧客の取込みとしてスターツ信託(株)が行なう信託の活用などを挙げ、グループ会社の既存力を活用しながらビジネスの合理化、収益強化を提案。(4)は、自己啓発セミナーや海外視察の積極的に推進していくとした。
その後、スターツコーポレーション代表取締役会長兼グループCEOの村石久二氏が、「スターツが40年やってこられたのは、すべては“サービス業は人づくり”の考えで歩んできたから。今後は、加盟会社各社の社長自ら、従来の歩合制などではなく人を重視した会社や社員づくりを実践していただきたい」などと述べた。
続いて特別講演として、(株)ドトールコーヒー名誉会長の鳥羽博道氏を招き、「私の歩んできた道」というテーマで、「ドトールコーヒー」が日本最大のコーヒーチェーン店になったその軌跡を紹介した。
第2部では、懇親パーティを開催し、盛況となった。