(社)プレハブ建築協会は14日、すまい・るホール(東京都文京区)で「2010年度住宅産業CS大会」を開催した。
住宅産業CS大会は、会員各社が日々の活動の情報交流を行なうことで業界の品質レベルを高め、いっそうの顧客満足をめざし、住生活の向上に寄与することを目的に毎年開催しているもので、今回が9回目となる。
今年度は「くらし・環境」というテーマにもとづき、会員企業4社が事例発表を実施。積水ハウス(株)関東工場設備管理部主任・田中 晋氏による「エコ・ファーストの約束 資源循環『次世代型ゼロエミッション』の取組み」や清水建設(株)技術ソリューション本部長・栗山茂樹氏による「シミズのCO2削減に向けた取組み」などが行なわれた。
開会の挨拶を行なった同協会専務理事の菊田利春氏は「2009年は住宅着工戸数が80万戸を切り、プレハブ住宅も12万4,000戸と前年度比▲16.5%という結果となったが、住宅エコポイントや生前贈与枠の拡大といった施策により、住宅業界は回復傾向にある。こういった状況のなか、CS大会により各社の取組みを勉強し、ここで得た知識を有効に活用していってほしい」などと語った。