国土交通省は13日、認知症高齢者グループホームにかかる、建築基準法令への適合状況調査を発表した。今年3月北海道で発生した認知症高齢者グループホーム火災を受け、緊急点検を進め、違反施設に対し是正指導などを行なっているもの。
7月31日までに調査を行なった9,951施設のうち、点検済みの8,711施設(全体の87.5%)のうち、防火・避難関係規定における建築基準法令違反があったのは1,222施設(点検済み施設の14.0%)。このうち1,194施設に対し是正指導を行なった。
違反内容のトップは「非常用照明装置」の568件(違反全体の6.5%)。以下「排煙設備」(342件、同3.9%)、「間仕切壁」(296件、同3.4%)、「施錠装置」(254件、同2.9%)、「内装制限」(126件、同1.4%)などが続いた。