三菱地所(株)は17日、平和不動産(株)と資本業務提携契約を締結した。両者の事業基盤とノウハウなどを生かし、東京都中央区日本橋兜町地区等における再開発に関する取組みを協働で推進、相互の企業価値向上を図る。
資本提携にあたっては、平和不動産が三菱地所を引受先とする第三者割当による新株式を発行し、三菱地所が新たに2,000万株を取得、同社が保有する平和不動産の株式は、2,137万500株(所有割合10.71%)となった。
一方、業務提携により両社は、中長期的な兜町再開発に関する取組み等の推進について包括的な協働関係を構築、同事業における不動産開発、不動産マネジメント、テナントリーシング、資金調達など関連事業に係るノウハウおよび顧客基盤の相互提供を行なう。また、両社は同事業以外の事業でも協働関係を構築することについて積極的に検討することで合意している。
なお、平和不動産は、今回の第三者割当増資に合わせて公募による新株式の発行および株式売り出しを同時に実施する。