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2011/2/23

「(仮称)マンション長寿命化協議会」設立。12年末めどに答申/高層住宅管理業協会

「マンション建替えについては法整備が進むなど、環境が整ってきているが、実際には大規模修繕を選択するケースも多い。こうした事例の参考となる答申としたい」などと語る黒住理事長
「マンション建替えについては法整備が進むなど、環境が整ってきているが、実際には大規模修繕を選択するケースも多い。こうした事例の参考となる答申としたい」などと語る黒住理事長

 (社)高層住宅管理業協会は23日、第282回理事会を開催。終了後、記者懇談会を開催した。

 理事会では、新たに運営委員会委員として(株)ダイワサービス代表取締役社長の山根弘美氏を選任、委員長を委嘱した。また、保証機構へ新たエヌ・ティ・ティ都市開発ビルサービス(株)の入会を承認。協会会員は407社、保証機構会員は357社となった。

 また、マンションストック数の増加に伴い、相応の築年数が経過した大規模修繕工事の需要増加を見込み、住民が安心して長期に住まうための新たな提言・課題の検討を総合的に行なうことを目的とした「(仮称)マンション長寿命化協議会」(座長:齋藤広子明海大学不動産学部教授)の立上げを発表した。
 同協議会では、(1)大規模修繕工事に関する瑕疵担保保険の推進・履行保証制度、(2)維持修繕技術の向上と耐震化を進める方策の検討、(3)維持管理のための方策検討、(4)地域共生を促す方策などについて検討する。2010年4月下旬に第1回会合を開き、12年12月をめどに答申を公表する予定。

 懇談会の席上、同協会理事長の黒住昌昭氏は「今後、マンション建替えや修繕の需要はますます増加していくと見込まれる。協議会には、そうそうたるメンバーに参加していただくことになる。広い視点に立った提案をしていきたい」などと語った。

 併せて、10年度マンション維持修繕技術者試験の実施結果を発表。11年2月6日に実施された同試験は969名が受験した。合格発表は3月7日(月)の予定。

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