不動産ニュース / 開発・分譲

2011/2/24

国交省・省CO2推進モデル事業認定分譲マンション「パークホームズ等々力レジデンススクエア」竣工/三井不レジ

「パークホームズ等々力レジデンススクエア」外観
「パークホームズ等々力レジデンススクエア」外観
「パークホームズ等々力レジデンススクエア」中庭
「パークホームズ等々力レジデンススクエア」中庭

 三井不動産レジデンシャル(株)は24日、分譲マンション「パークホームズ等々力レジデンススクエア」(東京都世田谷区、総戸数43戸)が竣工したと発表した。なお、入居開始は4月。

 同物件は、東急大井町線「等々力」駅徒歩12分に位置。鉄筋コンクリート造、地上3階建て、敷地面積3,168.61平方メートル、延床面積4,552.81平方メートル。間取りは2LDK~3LDK、専有面積は55.25~83.81平方メートル。

 同物件では、さまざまな環境対応に取り組んでおり、国土交通省「住宅・建築物省CO2推進モデル事業」に採択されている。省CO2をめざして「エネルギーデザイン」、「パッシブデザイン」、「モビリティデザイン」、「コミュニティデザイン」の4つの視点で商品を企画。
 「エネルギーデザイン」としては、「太陽光発電パネル(6kw)」による創エネ、高効率ガス給湯器「エコジョーズ」や「LED照明」による省エネのほか、東京ガスとの共同開発による、家庭内のエネルギー消費量やCO2排出量を表示するガス給湯リモコン「セーブ・アース・ディスプレイ」による見える化を行なっている。また、グリーン電力証書の発行および販売も行なっていく。
 「パッシブデザイン」では、緑化や自然換気システムなどの採用による省エネ、「モビリティデザイン」では、カーシェアリング、電気自動車用充電コンセントの設置を行なう。また、「コミュニティデザイン」においては、入居者専用サイトを開設し、太陽光発電状況や、中庭の温度と湿度をリアルタイムで表示する「リアルタイムモニター」や入居者同士が不用品の情報交換を行なう仕組みを提供する。

 なお、入居後も芝浦工業大学のサポートのもと、希望世帯を対象に、電気などのエネルギー消費やCO2排出状況、室内環境などについてモニタリングを行なうなど、各設備や換気システムの効果の検証を予定している。

 また、同物件はCASBEE新築(簡易版)2008年度版により建築物の環境効率「Sランク」に該当。これらのエコ活動の推進などにより、建築物建設時から解体・廃棄までのトータルのCO2排出量を最大で年換算5割削減可能と見込んでいる。

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