(株)ブルースタジオは25日、プレハブアパート1棟をまるごとリノベーションした「SOU(そう)」(千葉県船橋市、総戸数6戸)の内覧会を開催した。
同物件は、1970年代後半に建てられたプレハブアパートを、同社が設計監理を手がけ再生したもの。軽量鉄骨造地上2階建て、専有面積30~42平方メートル。JR総武線「西船橋」駅徒歩17分、京成電鉄「海神」駅徒歩6分、京葉高速線「東海神」駅徒歩15分に立地。
構造体の状況を確認した結果、既存構造体の再利用が可能と判断。設備配管や断熱改修を行なったうえ、必要箇所の補修と全面塗装を施すことでコストを抑えた。
間取りは、ファミリー向けだった2DK・3DKを1LDK・1SLDKにして、単身者がゆったりと暮らせる空間とした。間仕切り・垂れ壁を撤去して、ダイニングエリアまで明るさと広がりを確保。3枚引き戸を介し、リビングと一体化できるベッドルームも設置した。内外装は、漁師町、宿場町だった地域性を意識して、木材を配したデザインを採用。専有部には、建物の古さを生かして、古木の柱や杉のフローリングを採用している。
入居者は20代後半から30代の単身者を想定。現在1戸が成約済み。家賃は5万9,000~8万6,000円で、周辺の相場よりも若干割高となっている。