不動産ニュース / 調査・統計データ

2011/2/28

中古マンション成約、築古物件にシフト。築30年超が16%に/東日本レインズ調査

 (財)東日本不動産流通機構(東日本レインズ)は28日、2010年1~12月における首都圏中古マンションおよび戸建住宅の成約・新規登録状況を、築年数(建築後経過年数)から分析した結果を発表した。

 これによると、中古マンション成約物件の平均築年数は17.57年(前年比0.40年上昇)。中古戸建住宅の成約件数は18.70年(同0.57年上昇)で、06~08年は築浅に向く傾向だったが、ここ2年は再び古い物件にシフトする結果となった。

 築年帯別の構成比率をみると、中古マンション成約物件では10年前と比べ「築30年」を超える物件が3.2%から16.0%へと拡大。新規登録物件の各築年帯別比率と比べると、築6~15年物件の需要が高いことがわかった。また中古戸建住宅の成約物件は、「築20年」を超える物件取引が40%を超えた。

 築年帯別の物件属性では、中古マンションの平均成約価格は築0~5年が4,000万円台、築6~10年が3,600万円台、築11~15年が2,700万円台、築16年以上は2,000万円未満となった。中古戸建住宅の平均成約価格は、築10年以内は3,500万~3,600万円台、築11~15年は3,300万円台、築16年超は2,000万円台となった。

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