不動産ニュース / 開発・分譲

2011/3/9

異なる管理組合の共同建替えで、東京・白金に超高層タワー/野村不動産

建替え後のタワーマンション外観イメージ
建替え後のタワーマンション外観イメージ

 野村不動産(株)は9日、隣接する2棟の民間分譲マンション「白金台マンション」(東京都港区、総戸数91戸)と「クラウン白金台」(東京都港区、総戸数7戸)の共同建替えプロジェクトにおいて、全件合意が得られたとして、工事の着手を発表した。

 同プロジェクトは、都営浅草線「高輪台」駅より徒歩3分、JR山手線「品川」「五反田」駅、東京メトロ南北線「白金台」「白金高輪」駅にも徒歩圏の好立地。羽田空港や成田空港へもダイレクトにアクセスでき、周囲は国立自然教育園など多くの緑を有し、医療機関や教育施設も充実したエリアとなっている。

 「白金台マンション」は、築41年、鉄筋コンクリート造地上13階地下1階建て、敷地面積1,199.75平方メートル。「クラウン白金台」は、築28年、鉄筋コンクリート造地上4階地下1階建て、敷地面積474.60平方メートル。
 2棟のマンションの敷地を合わせて、敷地内に地域住民のための公園など公開空地の設置や貫通通路を設けるなど、公共性を高めることで総合設計制度を活用、最大割増容積率約350%増となる793.60%を確保した。
 同社は、事業協力者として、建築士事務所とともに地権者のために費用負担を減らす提案や合意形成などを継続的に行ない、98件の全件合意による還元率100%での等価交換方式のマンション建替え事業を手がけていく。

 建替え後は、鉄筋コンクリート造地上34階地下2階建ての超高層タワーマンション(総戸数191戸)が誕生する。
 同マンションは、敷地面積1,674.35平方メートル、延床面積1万8,339.52平方メートル。制振構造とスケルトンインフィルを採用。共用部照明にはLEDを、各住戸にはエコガラスを採用する予定。電気自動車対応装置やカーシェアリング、レンタサイクルの導入も予定している。
 間取りは1LDK~4LDK、予定最多価格帯は未定。販売開始は2012年秋、竣工は14年10月予定。

 なお、同プロジェクトは、同社の首都圏都心マンション建替えプロジェクト第2弾となり、隣接する2棟の2つの管理組合における共同建替え事業の参画は同社初の試みとなる。

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