積水ハウス（株）は12日、中国・瀋陽市での鉄骨住宅生産工場の建設を4月15日に着工すると発表した。合わせて瀋陽市・蘇州市で都市開発に着手する。
中国国内向け次世代省エネ・高性能工業化住宅需要に対応すべく、瀋陽市が進める国家プロジェクトの産業団地「現代建築産業パーク」の中核企業として進出するもの。設備投資は80億円。重量鉄骨商品および内外装、集合住宅用建材・設備を生産する予定で、生産能力は年間7万2,000平方メートル。
同時に、瀋陽市と蘇州市において4つの大型都市開発プロジェクトを開始する。同工場は、これらのプロジェクトにおける住宅建設に対応する予定となっている。
なお、瀋陽市においては、中心市街地でホテルおよびマンションの開発を行ない、住宅地域では戸建住宅（タウンハウス）およびマンション群の複合開発を行なう。蘇州市においては、戸建住宅（タウンハウス）およびマンション群の複合開発を2つのエリアで行なう。
同事業は全体で7,000戸の規模で、2011年夏以降順次着工し、3年程度の事業期間で販売、完成させる予定。売上規模は2,000億円程度を予定している。
