日本土地建物(株)は27日、複合ビル「京橋イーストビル」(東京都中央区)の地鎮祭を執り行なった。
同計画は、「守随ビルディング」「コナミ京橋ビル」「マルヒロ第二ビル」の築年数の長い3つの建物を一体開発し、先進的なビルを建設するもの。建物は、「京橋」駅徒歩1分、「東京」駅徒歩7分という立地に相応しく、グレードの高いビルを建設し、メリハリある都市景観の形成と、中央通りの賑わい創出をめざす。
鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造地上11階地下1階建て、敷地面積1,274.36平方メートル、延床面積1万5,238.97平方メートル。
全体の半分以上をサービス・飲食店にすることにより、基準容積率に加えて300%の容積率緩和を受けている。地下1~地上6階までをサービスおよび飲食店舗。7~11階にオフィスを予定している。
外観は、ガラスをメインとしたシンプルかつモダンなデザイン。省エネと環境に配慮し、西面に熱線吸収ガラスとLow-Eガラスでつくられた「コンパクトダブルスキン」(二層ガラスの間に外気を流し、窓際の熱負荷を低減)を採用。室内に対する熱負荷を低減している。また、建物の基壇部では、オイルダンパーを用いて集中的に地震エネルギーを吸収する「ソフトファーストストーリー制振構造」を採用。免震構造に近い性能を維持する。
同計画は現在、建築確認申請中で、工事着工は2011年8月の予定。