不動産ニュース / 開発・分譲

2011/10/24

築50年超の建物を大規模改修、新生・多摩平団地が「まちびらき」/UR都市機構ほか

「たまむすびテラス」の「まちびらきイベント」には悪天候にも関わらず多くの人が集まった
「たまむすびテラス」の「まちびらきイベント」には悪天候にも関わらず多くの人が集まった
「豊かな環境のある『たまむすびテラス』で幅広い世代の交流が生まれれば」と話す、UR都市機構東日本賃貸住宅本部副本部長の帆刈 均氏
「豊かな環境のある『たまむすびテラス』で幅広い世代の交流が生まれれば」と話す、UR都市機構東日本賃貸住宅本部副本部長の帆刈 均氏
セレモニーでは、事業者、自治体、自治会が、街区名「たまむすびテラス」にちなみテープカットならぬ「テープ結び」を行なった
セレモニーでは、事業者、自治体、自治会が、街区名「たまむすびテラス」にちなみテープカットならぬ「テープ結び」を行なった

 (独)都市再生機構(UR都市機構)と(株)コミュニティネット、たなべ物産(株)、東電不動産(株)は22日、多摩平団地(東京都日野市)の一部を改修した「たまむすびテラス」の全区画竣工に伴い、同団地の「まちびらきイベント」を開催した。

 同団地の改修事業は、同機構が推進する「ルネッサンス計画2・住棟ルネッサンス事業」として行なわれたもの。既存住棟5棟を、コミュニティネット、たなべ物産、東電不動産が住棟単位で賃借し、改修・再生に取り組んできた。各棟は、シェアハウス「りえんと多摩平」(東電不動産)、菜園付き共同住宅「AURA243多摩平の森」(同:たなべ物産)、高齢者専用賃貸住宅などの「ゆいまーる多摩平の森」(同:コミュニティネット)として再生され、住民同士や地域住民との交流が生まれるよう、テラスや食堂、街区全体を回遊できる小径など設置し、共用スペースを充実させている。

 今回のイベントでは、住民や地域住民などが参加し、同団地竣工当時からの歴史を振り返る「団地写真展」や、周辺美術大学生等が制作した「アート展」、フリーマーケットや苔玉づくりなどが行なわれた。

 イベント冒頭のオープニングセレモニーで挨拶した、同機構東日本賃貸住宅本部副本部長の帆刈 均氏は「3社の力を結集していただき、緑豊かな団地として再生できた。当機構として、民間事業者との連携は初めてだったが、新たな魅力づくりなど学ぶ点も多かった。住民同士はもちろん、当地を拠点に幅広い世代が集まり、交流の幅が広がっていけば幸いだ」などと述べた。

動画でチラ見!

座談会「事故物件に立ち向かう」

掲載誌はこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年7月号
定住・関係人口増加で空き家も活用?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/6/5

「月刊不動産流通2025年7月号」発売中!

「月刊不動産流通2025年7月号」が好評発売中です。購入はショップサイトから。
特集は、「事業者・自治体がリード!二地域居住」。
近年人口減少により地域の活力が失われていくという危機感を持ち、活気を取り戻すために二地域居住を促進させている地域が多くあります。今回は、そんな二地域居住に積極的に取り組んでいる事業者を取材。具体的な事例やその狙い、実際に表れている効果なども紹介しています。