アトラクターズ・ラボ(株)は1日、「第15回マンション購入に対する意識調査」の結果を公表した。購入検討者心理を四半期単位で時系列比較しているもの。
「今は買い時だと思うか」という設問については、「買い時+やや買い時」との回答は前回の7月調査時より+12ポイントとなり、買い時感に復調傾向。「買い時+やや買い時」と回答したのは52%と過半数を占めた。
1年後の物件価格については、「上がる」との回答は、「横ばい」が最も多く4割、震災直後の4月時点の水準まで戻った。現在の物件価格に対しては、1年後下落することがないと想定し、また価格が適正だと判断した消費者の買い時感が上がったと考えられる。
また、東日本大震災を受け、購入検討にプラスに影響を与える条件について確認したところ、プラスの影響を与える条件のトップは「火災リスクの少ない立地」の40%、次いで「免震構造」39%、「非常用電源、自家発電設備がある」31%、「液状化対策」31%などが続き、震災時のリスク回避がどの程度可能かを提示することは、消費者のマンション購入検討の際にプラスに働くことがわかった。
同調査の詳細は同社ホームページ参照。