不動産ニュース / IT・情報サービス

2011/12/26

都心Aクラスビルレントインデックス、00年第1四半期100として「66」/三幸エステート調べ

 三幸エステート(株)は、東京都心部Aクラスビルの「オフィスレント・インデックス」を含む2011年第3四半期のマーケット状況を公表した。
 同社が、(株)ニッセイ基礎研究所と共同開発した、成約賃料に基づくオフィス賃料指数で、募集条件を設定・公開しないビルオーナーが多いAクラスビルの指数公表は、今回が初。

 当四半期の賃料指数は、00年第1四半期を100として、66。前四半期比では1ポイント上昇した。

 成約ベース賃料は1万9,221円/坪で、ピークであった07年第4四半期(4万5,618円)の▲58%であった。一方で、都心3区大規模ビルは▲45%(2万9,733円→1万6,267円)となりで、都心Aクラスの方が下げ幅が大きいことが分かる。

 空室率は、都心部Aクラスビルが5.0%、都心3区大規模ビルが5.2%と、いずれも2四半期連続の低下となった。

 なお、都心部Aクラスビルストックを東京23区の大規模・中型(大型含む)以上のビルと比較した場合、面積ベースで14%、棟数ベースで約1%に。基準階面積200坪以上の大規模ビルとの比較では、面積で22%、棟数では約9%になる。同社は「棟数的には限定されたマーケットと言えるが、面積的には東京23区大規模ビルの5分の1超に達しており、そのプライスリーダーという位置付けを考えれば、マーケットへの影響力は面積以上」とコメントしている。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年7月号
定住・関係人口増加で空き家も活用?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/6/5

「月刊不動産流通2025年7月号」発売中!

「月刊不動産流通2025年7月号」が好評発売中です。購入はショップサイトから。
特集は、「事業者・自治体がリード!二地域居住」。
近年人口減少により地域の活力が失われていくという危機感を持ち、活気を取り戻すために二地域居住を促進させている地域が多くあります。今回は、そんな二地域居住に積極的に取り組んでいる事業者を取材。具体的な事例やその狙い、実際に表れている効果なども紹介しています。