不動産ニュース / 開発・分譲

2012/1/26

マンション・戸建て一体開発「アトラス上大岡」を販売/旭化成不動産レジデンス

マンションと戸建ての一体開発プロジェクト「アトラス上大岡」全体模型
マンションと戸建ての一体開発プロジェクト「アトラス上大岡」全体模型
「マンションと戸建て2つのまちが良好なコミュニティを形成していくよう計画している」と述べる旭化成不動産レジデンス(株)取締役副社長開発営業本部本部長・進 政裕氏
「マンションと戸建て2つのまちが良好なコミュニティを形成していくよう計画している」と述べる旭化成不動産レジデンス(株)取締役副社長開発営業本部本部長・進 政裕氏

 旭化成不動産レジデンス(株)は、マンションと戸建ての一体開発プロジェクト「アトラス上大岡」(横浜市港南区)の販売を開始する。

 同プロジェクトは、京浜急行本線「上大岡」駅より徒歩約20分、バス10分・バス停徒歩4分の丘陵地に立地。旭化成の社宅・グランド跡地を再開発し、分譲マンション「アトラス上大岡ヒルズ」(総戸数139戸)と宅地分譲「アトラス上大岡ガーデン」(総区画数33区画)を開発するもの。

 育った子供たちが、将来自らが子育てする時期にここに戻ってきたいと思える、世代を超えて未来へつなぐまちにしたいという思いから、「つなぐ」をコンセプトとする。マンションと戸建街区のコミュニティをつなぐ工夫として、お互いに利用できる集いの場を設置。戸建街区の公園をマンション居住者にも利用しやすい位置に設置したり、マンション建物内のオープンテラス付きラウンジ「つながりの間」も戸建居住者が利用できるようにした。

 また、まち全体で緑地協定を設定し、美しい緑の景観を一体となって管理することで、その価値を維持。さらに、戸建街区の建物を陸屋根タイプの「へーベルハウス キュービック」に統一することで、直線的な建物外観と緑が調和し、マンションとの一体感を感じられるようにした。

 マンションは、LDKに設置した子供の学習コーナー「+NEST(プラスネスト)空間」や、家族が集まって家事協力をしながらコミュニケーションがとれる「ペニンシュラキッチン」、家族それぞれの専用ロッカー、室内物干しコーナーなど、子育て期の生活を支援し、コミュニケーションを深める生活提案「+NEST」の4アイテムを全戸に採用。戸建街区では、全33戸に、太陽光発電システムを採用。マンションも共用部に使用する電気の一部を賄う太陽光発電システム(10.0kW)を屋上部に取り付け、環境に配慮した。

 「アトラス上大岡ヒルズ」は、鉄筋コンクリート造地上7階地下1階建て。住戸は2LDK~4LDK、専有面積70~95平方メートル。販売価格帯は2,500万~4,400万円台、最多価格帯は3,200万円台を予定。「アトラス上大岡ガーデン」は、敷地面積129~183平方メートル。第1期の販売区画は10区画、販売価格帯は2,010万~3,042万円。社有地である利点を活かし、グレードの高い内装設備仕様ながら、一次取得者層にも求めやすい手頃な価格設定とした。

 26日会見した同社取締役副社長開発営業本部本部長・進 政裕氏は「旭化成グループが初めて提供するマンションと戸建ての複合開発プロジェクト。高台の立地を活かして“つなぐ”をコンセプトに、マンションと戸建て2つのまちがコミュニティを形成し、良好な関係をつくっていくよう計画している」などと述べた。

 「アトラス上大岡ヒルズ」は、2012年2月上旬より販売モデルルームを一般向けにオープン。3月上旬より第1期販売を開始。「アトラス上大岡ガーデン」は、1月7日より販売を開始している。

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