不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2012/1/26

有楽土地の賃貸用不動産で110億円の減損損失計上/大成建設

 大成建設(株)は25日、2012年3月期決算で、開発事業に係る優先出資証券評価損約120億円と、子会社である有楽土地保有の賃貸用不動産減損損失約110億円を計上すると発表した。

 有楽土地は、12年4月に大成サービスと合併し、大成有楽不動産(株)となることから、新会社の収益力向上の一環として賃貸不動産のポートフォリオを見直していく。今回の損失計上は、競争優位性の低い物件を販売用不動産に変更するためのもので、売却可能価額まで現存することで、戦略的なポートフォリオ入れ替えを可能とする。

 なお、この減損に対応するために、大成建設は有楽土地の100億円増資を引き受ける。これに伴い、12年3月期業績予想を売上高1兆3,400億円(前回発表比変動なし)、営業利益280億円(同▲24.3%)、経常利益200億円(同▲25.9%)と下方修正。最終損失35億円(前回発表:当期純利益50億円)となる。

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2024年4月号
市場を占う「キーワード」
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2024/3/7

「海外トピックス」を更新しました。

飲食店の食べ残しがSC内の工場で肥料に!【マレーシア】」配信しました。

マレーシアの、持続可能な未来に向けた取り組みを紹介。同国では、新しくビルを建設したり、土地開発をする際には環境に配慮した建築計画が求められます。一方で、既存のショッピングセンターの中でも、太陽光発電やリサイクルセンターを設置し食品ロスの削減や肥料の再生などに注力する取り組みが見られます。今回は、「ワンウタマショッピングセンター」の例を見ていきましょう。