不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2012/3/19

棚卸資産評価損など約29億円の計上により最終利益42%減/東栄住宅12年1月期決算

 (株)東栄住宅は16日、2012年1月期決算を発表した。

 当期(11年2月1日~12年1月31日)は、連結売上高1,029億7,300万円(前年同期比12.5%増)、営業利益70億3,800万円(同▲22.4%)、経常利益62億2,500万円(同▲21.9%)、当期純利益39億400万円(同▲42.6%)となった。千葉県印西市武西学園台のプロジェクト用地の評価方法を見直したことなどによって発生したたな卸資産評価損3億7,100万円や、税務上の繰越欠損金の解消に伴う法人税など25億3,300万円の計上などにより増収減益となった。

 主力の不動産分譲事業は、前連結会計年度と比較して販売戸数が621戸増加したことなどにより、戸建住宅に係る売上高は949億4,600万円(同23.6%増)。土地に係る売上高は14億8,700万円(同▲49.8%)、建築条件付き戸建住宅に係る売上高は30億9,200万円(同▲63.7%)を計上し、事業全体の売上高は997億6,800万円(同12.7%増)となった。

 なお、同社は同日付けで「中期経営計画」(12~14年)を発表。13年1月期からは、「次なる成長ステージ」という新たなテーマを掲げ、首都圏エリア偏重の収益ポートフォリオからの脱却を目指し、同社の商品品質、価格帯、アフターサービスの顧客ニーズがある地域へ事業を拡大しながら、事業の安定成長性と積極成長性を兼ね備えた戦略を組織的に実行することで、さらなる事業の拡大を図っていく。

 次期は、連結売上高1,138億6,000万円、営業利益80億1,000万円、経常利益73億1,000万円、当期純利益43億3,000万円、15年1月期は売上高1,430億円、営業利益107億円を見込んでいる。

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