(株)東京カンテイは29日、2012年4月度の「中古マンション価格天気図」を発表した。全国47都道府県のファミリータイプの中古マンション流通事例価格を月ごとに集計し、価格変動を「天気マーク」で表示したもの。価格が上昇傾向にある場合は「晴」、下落傾向にある場合は「雨」と表記している。
4月は、「晴」が前月の7から10地域に増加したものの、「雨」が4から11地域に増加し、全体的に下落基調が強まった。「薄日」は14から8に減少、「曇」は6から10に増加、「小雨」は16から8に減少した。県別では、兵庫、岡山、山口、長崎、熊本、沖縄など、山陽と九州地方で回復。逆に、埼玉、千葉、山梨、大阪、和歌山、香川、徳島など、首都圏と近畿圏、四国で悪化が目立った。
改善した地域は、前月の9から10へと増加。しかし、悪化した地域が6から16と改善地域を上回った。横ばい地域21のうち、「雨」や「小雨」地域もある中、「薄日」が7と最多で、「晴」が6となっており、地域ごとの違いが顕著となった。
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