不動産ニュース / 開発・分譲

2012/6/14

日本初、全戸に燃料電池搭載した分譲マンションを福岡で着工/積水ハウス

「グランドメゾン大濠Park」外観イメージ
「グランドメゾン大濠Park」外観イメージ

 積水ハウス(株)は14日、全戸に家庭用燃料電池「エネファーム」を設置し、建物屋上には太陽光発電システムを搭載した「ダブル創エネ」仕様の分譲マンション「グランドメゾン大濠Park」(福岡市中央区黒門、総戸数9戸)を5月末に着工したと発表した。エネファーム全戸設置の分譲マンションは日本初。

 敷地面積744.54平方メートル、延床面積1,998.47平方メートル、鉄筋コンクリート造6階建て。福岡市営地下鉄「唐人町」駅徒歩5分で、福岡市の中心部「天神」から西へ約2kmと利便性が高く、自然環境に恵まれた「大濠公園」に隣接し、全戸からパークビューを望めるという希少性の高い立地。

 同社の「グリーンファースト」の考え方を生かした環境配慮型の分譲マンションで、快適に暮らしながら電力の自給率を高め、昨今の節電対策にも貢献。全戸に「エネファーム」を設置し、発電した電気は各家庭での使用のほか、発電の際に排出される熱も給湯や暖房に利用することが可能。戸建住宅負荷で試算した場合、1戸当たりの年間光熱費が約5万9,000円節約、CO2については年間約1.5t削減できる予定。また、建物屋上には5kWの太陽光発電パネルを搭載し、「ダブル創エネ」を実現。太陽光発電システムで発電した電力は、日中の共用部照明等で利用し、余剰分は電力会社に売電することで、地域への電力供給にも貢献する。
 また、各住戸内の照明にはLEDを採用、窓ガラスには冷暖房効率を高めるために遮熱断熱複層ガラスを導入。居室の天井にはシックハウス症候群の原因物質の一つとされるホルムアルデヒドを吸着し、空気中の放散量を限りなくゼロに近づける内装仕上げ材を採用し、快適な室内空気環境を提供していく。

 販売価格はすべて1億円台。中心専有面積帯は140~150平方メートル。現時点でほぼ申し込み済み。竣工は2013年5月を予定。

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