不動産ニュース / 開発・分譲

2012/8/9

埼玉・川口で地域の防災拠点となるマンション発売/東急不動産、三井不動産レジデンシャル

「サウスゲートタワー川口」完成予想図
「サウスゲートタワー川口」完成予想図

 東急不動産(株)は、三井不動産レジデンシャル(株)と共同で開発を進めている複合タワーマンション「サウスゲートタワー川口」(埼玉県川口市、総戸数360戸(非分譲13戸))のモデルルームを9月8日にオープンする。

 同物件は、JR京浜東北線「川口」駅徒歩9分に位置。「川口金山町12番地区第一種市街地再開発事業」の中核となる、住宅を中心とするタワー棟と商業・業務棟で構成する地上31階地下1階建てのタワーマンション。敷地面積は8,544.19平方メートル、延床面積は4万1,830.26平方メートル。

 同市における東日本大震災後初めて建設されるタワーマンションであることから、同市と帰宅困難者等の受け入れに関する協定を締結。帰宅困難者の非常時一時滞在受け入れを可能としたのが特長。建物1階に、帰宅困難者用の備品を備えた防災倉庫を設置。また、地域住民が利用できる備蓄倉庫を敷地内広場に用意する他、タワー棟は5フロアごとに備蓄倉庫を設置。非常用マンホールトイレやかまどベンチ、防災テント、1世帯当たり最大約880リットル(1週間分)の水の確保、1,950リットルの燃料を備えた非常用発電機など、災害時の備えを強化している。

 商業・業務棟には、次世代産業育成施設や商業施設、クリニックモール等を開設。タワー棟1階には、園庭付き子育て支援施設を併設する。総開発面積の約26%を緑化し、商業・業務棟の屋上に入居者専用の屋上庭園を設置することで、コミュニティ形成を図っていく。また、エネルギー見える化システム「ECOマネシステム」や、太陽光パネル等の導入により、CASBEE総合評価で星4つを取得している。

 建物は、鹿島建設開発の制震装置を採用。住戸は、2LDK~4LDK、専有面積55~100平方メートル。11月中旬から販売を開始する。

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