


三井不動産グループは、すまい探しのさまざまなソリューションをワンストップで提供する拠点「三井のすまいモール」2号店を、11月1日、横浜三井ビルディング(横浜市西区)内にオープン。30日、報道陣に公開した。
「三井のすまいモール横浜」は、神奈川県下で約7万5,000戸の住宅を供給してきたグループの実績と、横浜エリアの商圏への期待から出店するもの。同ビル1・3階の約600平方メートルで展開する。
さまざまなニーズやカテゴリーの住宅を検討するユーザーに、幅広い選択肢を提供する「総合デスク」、同社グループ会社(三井不動産レジデンシャル(株)、三井不動産リアルティ(株)、三井ホーム(株)、三井不動産リフォーム(株))の営業拠点と、タッチパネル式端末やインフォメーションセンターを設置。また、新たな試みとして、三井不動産リフォームの提案する「スマートリノベーション」が施されたマンションモデルルームと、約30年前のマンションのキッチン回りを展示。設備機器の進化を体感できるようにした。
配属スタッフ数は、三井不動産レジデンシャルが6名、三井不動産リアルティが6名、三井ホームが2名、三井不動産リフォームが7名で、総合デスクは三井不動産レジデンシャルスタッフが運営する。
同日会見した三井不動産レジデンシャル(株)開発事業本部コンシェルジュ営業部長の中村 亨氏は「グループ各社の支店を集約・連携し、住まい探しのワンストップソリューションを提供する住まいモールは、第1号店の目黒が好評を得ている。ここ横浜でも、目黒の実績を踏まえ、カテゴリーをまたいだ複合的なサービスをワンストップでお客さまに提供していきたい」などと語った。
また、「三井のすまいモール横浜」総合デスク所長を務める、三井不動産レジデンシャル開発事業本部コンシェルジュ営業部営業室の渡辺英喜氏は、1号店の目黒店が4月の開設以来、約半年間で来場者1,500組、総合デスク対応者500組を数え、総合デスクによる成約が50件、各社の成約件数が約450件に達したことを発表。「来場者は、特に住み替え検討初期段階のお客さまが、幅広い選択肢の中からどのような住まいが最も適しているかを相談するケースが多かった」として、お客様のパートナーとなり複数のカテゴリーとをつなぐ存在として、総合デスクのソリューションが有効であるとアピールした。
同社グループは、今後も首都圏の主要ターミナルを中心に「住まいモール」の出店を検討していく方針。