不動産ニュース / リフォーム

2012/11/5

スマートハウス化した築50年の住宅を公開/三井不動産リフォーム

「自由が丘モデル」リフォーム後。(右下がリフォーム前)
「自由が丘モデル」リフォーム後。(右下がリフォーム前)
外気を取り入れることができる通気口。開閉が可能
外気を取り入れることができる通気口。開閉が可能

 三井不動産リフォーム(株)は3日、既存戸建住宅をリフォームしスマート化させた実験棟「三井のリフォーム スマートリフォーム『自由が丘モデル』」をオープンした。

 「三井のリフォーム スマートリフォーム」とは、先進のエネルギー設備を付加するだけでなく、自然の力を活かして住まいの心地よさを高める「パッシブデザイン」を基本に、省エネ・創エネ・畜エネ設備を利用する「アクティブデザイン」、エネルギー消費の見える化でエネルギー利用の最適化を促す「スマートマネジメント」の3つを組み合わせたもの。
 
 この度オープンした『自由が丘モデル』は、築50年が経過した木造在来工法の賃貸併用2階建ての戸建住宅で、1階:66.24平方メートル、2階:74.36平方メートル、延床面積140.60平方メートル。2009年に一度リフォームを施している。
 今回のエコリフォームでは耐震性と耐久性を向上させた上で、床・壁・天井の断熱性能を高めた。さらに吹き抜けや通風建具、地窓等の設置により通風を改善した上で、機械換気により室内の温熱環境を快適にする仕組み「ブリーズ・ベンチレーション・コントロールシステム(B.V.C)」を採用。風の通りやすい動線を実現することで、省エネ性能の向上やCO2削減の効果を発揮し、快適な温熱環境を作り出した。
 さらに太陽熱利用給湯器や家庭用燃料電池といった創エネ設備のほか家庭用蓄電池も設置。合わせてHEMSを導入することで、CO2排出量の削減や省エネ効果サポートを可能にした。

 価格は、耐震補強や外壁・内装、キッチン回り等のリフォーム等を含めた同社のリフォーム商品「戸建定価制リフォーム」(861万円~/30坪)で、スマートリフォーム化機器類費用が別途必要。

 同社営業推進部長の宮崎晃一氏は、「室内が寒い等、暮らしの中での不便さがリフォームのきっかけとなることが多い。エネルギーの創出ができる最新設備を上乗せするだけでなく、自然の力を活かして快適な住まいを作ることができるということを知ってほしい」等と話した。

 なお、同モデルハウスは土曜・日曜・祝日(10~17時)に開館。平日の場合は要予約(TEL:0120-31-0563)。

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