不動産ニュース / リフォーム

2013/1/25

東京・恵比寿にリノベーションシェアハウスを竣工/リビタ

「シェビア恵比寿」共用部のキッチンスペース。サッポロにちなんだ赤レンガ調の壁にしているほか、シェアハウスならではの大きな天板の作業台を設置している
「シェビア恵比寿」共用部のキッチンスペース。サッポロにちなんだ赤レンガ調の壁にしているほか、シェアハウスならではの大きな天板の作業台を設置している
居室にはベッド・マットレス、机・イス、小型冷蔵庫、エアコンなどを標準で設置
居室にはベッド・マットレス、机・イス、小型冷蔵庫、エアコンなどを標準で設置
「シェビア恵比寿」外観
「シェビア恵比寿」外観

 (株)リビタは25日、同社がリノベーションを手掛けたシェア型賃貸住宅「シェビア恵比寿」(東京都渋谷区、総室数32室)を報道陣に公開した。リビタが運営するシェア型賃貸住宅(シェアプレイスシリーズ)の11棟目。

 同物件はJR山手線「恵比寿」駅徒歩8分に位置する、1992年築の鉄骨鉄筋コンクリート造地上7階地下1階て複合ビルの3~7階部分。従前は高齢者向け賃貸住宅として渋谷区にマスターリースしていたが、契約満了となったため、シェアハウスとしてリノベーションしたもの。事業主であるサッポロ不動産開発(株)アセットマネジメント事業本部アセットマネジメント部課長の堤 真人氏は「まちの魅力づくりにつながり、ライフスタイルの多様化などに対応できる新たな住宅と考えた際、シェアハウスに行き着いた。当社では初のシェアハウス事業となるため、企画を実績のあるリビタに相談した」などと事業経緯を語った。運営は引き続きリビタが担当する。

 「恵比寿」の中心部、恵比寿ガーデンプレイスのほど近くに立地するため「大人の隠れ家」をキーワードに上質な空間を意識して改装。市場価値の高い最上階(7階)を居室として貸し出すのではなく、あえて共用スペースとして物件の付加価値とした。温かみのあるノスタルジックな赤レンガ張りのキッチン、本格パブを思わせる古木素材のカウンター、大勢で映画・スポーツ観戦などが楽しめるプロジェクターを完備したラウンジなどシェアできる空間のほか、窓際には一人で落ち着いて食事や仕事のできるカウンタースペースも確保し、多様な「居場所」を用意した。

 賃料は9万5,000~10万5,000円(別途共益費1万5,000円)に設定。これは周辺のワンルームマンションの賃料と同等という。入居開始は2月1日~。
 現在の反響は、2012年11月のサイトオープン以来問い合わせ数が約120件、1月20日に開催した内覧会には20~30歳代を中心とした約20名の来場があり、10名以上から申し込みが入っている状態。26、27日にも内覧会を開催し、早期満室を目指すとしている。

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