経営コンサルティング業を営む(株)インタープライズ・コンサルティングは13日、「二世帯住宅についての関心度調査」結果を発表した。3年以内の住宅購入検討者と二世帯住宅居住者(各500名)を対象に調査したもの。
住宅購入検討者の約6割が「二世帯住宅に興味がある」(「興味があり検討したいと考えている」、「興味はあるが検討するかどうか分からない」)と回答。そのきっかけは、「家族のつながりを意識するようになった」(38.5%)がトップ。興味がある理由も、約6割が、「家族が傍にいた方が安心できるから」と答えるなど、経済的な理由ではなく、家族とのつながりを重視する傾向が見て取れた。
一方、二世帯住宅での不安要素については、若い世代ほど「干渉されそう」「プライバシーが確保しにくそう」などの回答が多く、60歳代以上では「生活時間帯が違いそう」との意見が多く見られた。
親子で共有してもいい場所としては、「庭」「玄関」などが挙げられ、分けたい場所は「寝室のフロア」、「トイレ」、「お風呂・洗面所」が多く挙げられた。ただ、二世帯住宅居住者の多くは「お風呂・洗面所」などを共同利用しているケースが多く、同社は「予算等の制約がある場合の妥協点になっている」と推測している。