不動産ニュース / 開発・分譲

2013/3/21

東京・豊島区役所と一体の超高層マンション、名称「としまエコミューゼタウン」に

「としまエコミューゼタウン」外観イメージ。外壁には環境に配慮した5種類のパネルを貼りめぐらせる
「としまエコミューゼタウン」外観イメージ。外壁には環境に配慮した5種類のパネルを貼りめぐらせる
「Brillia Tower 池袋」最上階に位置する専有面積約160平方メートルのモデルルーム
「Brillia Tower 池袋」最上階に位置する専有面積約160平方メートルのモデルルーム
建築家・隈 研吾氏がデザインしたメインエントランス。スワロフスキー・エレメントを使用したシャンデリアや天然石に光の演出を加えた“光壁”を造作する
建築家・隈 研吾氏がデザインしたメインエントランス。スワロフスキー・エレメントを使用したシャンデリアや天然石に光の演出を加えた“光壁”を造作する
名称発表時の様子。左から建築家・隈 研吾氏、(株)日本設計代表取締役社長・六鹿正治氏、南池袋二丁目A地区市街地再開発組合理事長・杉原栄一氏、豊島区長・高野之夫氏、(財)首都圏不燃公社理事長・倉林公夫氏、東京建物(株)常務取締役・柴山久雄氏
名称発表時の様子。左から建築家・隈 研吾氏、(株)日本設計代表取締役社長・六鹿正治氏、南池袋二丁目A地区市街地再開発組合理事長・杉原栄一氏、豊島区長・高野之夫氏、(財)首都圏不燃公社理事長・倉林公夫氏、東京建物(株)常務取締役・柴山久雄氏

 南池袋二丁目A地区市街地再開発組合、東京建物(株)、(財)首都圏不燃公社は19日、同再開発事業の建物名称を「としまエコミューゼタウン」に決定したと発表。同建物内の住宅部分「Brillia Tower 池袋」(東京都豊島区、総戸数432戸)のモデルルームなどを報道陣に公開した。

 同事業は、東京メトロ有楽町線「東池袋」駅徒歩1分、JR線「池袋」駅徒歩8分に位置する敷地面積8,324.91平方メートルの地に、鉄筋コンクリート造・鉄骨鉄筋コンクリート造・一部鉄骨造地上49階地下3階塔屋2階建て、日本初の区本庁舎一体型超高層マンションを建設するもの。
 2012年11月~13年1月に建物名称を公募したところ、500件の応募があり、「環境と文化を意識したまちの拠点に発展させたいという思いから名称を『としまエコミューゼタウン』に決定」(同組合理事長・杉原栄一氏)した。

 建物は「官庁施設の総合耐震計画基準」の中で最も高い「I類」を満たす耐震性を備えるほか、11~48階の「Brillia Tower 池袋」では、住宅用防災備蓄倉庫や災害時に72時間使用可能な非常用発電機の搭載など防災設備を設ける。
 また、環境配慮として建物外壁に太陽光パネル、壁面緑化など5種類のパネルを貼りめぐらせるほか、多様な植栽を施した屋上緑化、緑化したテラス(4、6、8階)を設置する。
 地下2階地下通路で東京メトロ「東池袋」駅と直結予定。

 なお、住宅のエントランスホールやラウンジなどの共用部は建築家・隈 研吾氏がデザインを担当し、自然光や緑をモチーフに上質な空間に仕上げた。

 「Brillia Tower 池袋」の専有面積は31.25~161.26平方メートル(中心専有面積70~80平方メートル台)、間取りはワンルーム~3LDK(3LDKが80%)。販売戸数は322戸、販売予定価格は3,000万~2億円を予定(中心価格帯7,000万~8,000万円)。現時点で資料請求は約5,000件、4月13日オープンのモデルルーム来場予約数は約1,000件が集まっている状態。ユーザー層は40歳前後の二人世帯が中心で、会社員が過半数。豊島区在住者が35%で、隣接区や都内全域、埼玉県他県からの反響も高い結果となった。

 東京建物常務取締役の柴山久雄氏は「昨年11月より資料請求受付を開始しているが、駅直結の利便性、区本庁舎一体型ゆえの高い耐震性能や環境に配慮した仕掛けが予想以上に高い反響を得ている」と述べた。同プロジェクト発足当初から組合に参加し、売り主でもある不燃公社理事長の倉林公夫氏は「次世代に合うマンションとして安心安全で快適な住まいを提供できると自負している」と語った。

 販売開始は5月下旬、竣工は15年2月下旬を予定。

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