ヒューリック(株)は28日、「ヒューリックレジデンス 西大井」(東京都品川区、総戸数89戸)の竣工を発表した。同社が所有する「西大井寮」の老朽化に伴い取り壊し、新たに建設したもの。厚生施設として企業に一括賃貸する。
壁式プラキャスト鉄筋コンクリート造地上3階建て。延床面積は2,983.28平方メートル。間取りは1R。
全住戸に高効率給湯器やペアガラスを採用するなど、省エネ法の「トップランナー基準」の仕様としたほか、建物全体をLED照明化し、建物の屋上には120枚の太陽光発電パネルを設置した。これらにより、杉の木換算で約1,200本分が1年間に吸収するCO2量に相当する、年間17tのCO2排出量削減を見込む。
また、緑地部分を中心に日本在来種であるスダジイやコナラなどを植栽。(公財)日本生態系協会のJHEP認証(生物多様性保全・回復等への取り組みに対する定量的評価・認証制度)で“AA”を取得している。