平和不動産(株)は2013年3月期決算を発表した。
当期(12年4月1日~13年3月31日)の連結経営成績は、売上高329億9,200万円(前期比6.3%減)、営業利益73億5,500万円(同4.0%増)、経常利益46億3,400万円(同18.5%増)、純利益24億5,500万円(同19.5%増)であった。
主力の賃貸事業部門では、「一番町平和ビル」(仙台市青葉区)の通期稼働や「平和不動産北浜ビル」(大阪市中央区)の稼働による賃貸収益増加があったものの、ビル売却に伴う賃貸収益減少などにより、売上高は186億8,000万円(同11.8%減)にとどまった。不動産開発事業部門の売上高は33億7,300万円(同15.3%増)、住宅開発事業部門の売上高は87億2,400万円(同3.3%減)、その他事業部門は22億1,400万円(同7.1%増)であった。
なお13年1月17日付で(株)東京証券会館を子会社化したことに伴う負ののれん発生益および段階取得に係る差益として23億9,400万円を特別利益として計上。合わせて保有固定資産の減損損失21億9,400万円、出資先SPCの資産価値下落に伴う営業出資評価損16億2,500万円を特別損失として計上した。
また期末配当10円の予定を2円増配し12円とする予定であることも明らかにした。
次期は売上高335億円、営業利益74億円、経常利益47億円、純利益25億円を見込む。