不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2013/5/1

競争激化、経費増で減収減益/ハウスコム13年3月期決算

「中期経営計画では、16年3月期に売上高93億円超、店舗数150店舗体制を目指していく」と話すハウスコム(株)代表取締役社長の落合 巧氏
「中期経営計画では、16年3月期に売上高93億円超、店舗数150店舗体制を目指していく」と話すハウスコム(株)代表取締役社長の落合 巧氏

 ハウスコム(株)は4月30日、2013年3月期決算説明会を開催した。

 当期(12年4月1日~13年3月31日)は、営業収益78億1,500万円(前年同期比1.2%減)、営業利益1億7,600万円(同66.1%減)、経常利益5億400万円(同26.5%減)、当期純利益2億5,500万円(同20.6%減)。首都圏、中部圏で8店舗を新規開設し、直営店舗は135店舗体制となったものの、市況の低迷と競争の激化により、顧客からの問い合わせが減少。また、コールセンターの運営に掛かる販管費の増加などもあり、減収減益となった。

 主力の不動産賃貸仲介事業は営業収益41億4,577万円(前年同期比2.5%減)、仲介関連サービス事業は売上高24億4,410万円(同2.5%増)。
 会見で同社代表取締役社長の落合 巧氏は「昨年は首都圏、23区の市況が下降傾向だった。空室の増加もあいまって競争が激化。施策として、Tポイントカードやクレジット決済を全店で導入し、WEBへの物件掲載数を35%増加させるなど、差別化を図ったが、集客数は減少してしまった」などと述べた。

 次期は売上高83億3,400万円、営業利益3億1,500万円、経常利益6億1,700万円、当期純利益3億1,700万円を見込む。

 なお、同社では中期経営計画(14年3月期~16年3月期)の目標として、16年3月期に売上高93億円超、経常利益8億3,000万円超、店舗数150店舗を掲げている。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年7月号
定住・関係人口増加で空き家も活用?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/6/5

「月刊不動産流通2025年7月号」発売中!

「月刊不動産流通2025年7月号」が好評発売中です。購入はショップサイトから。
特集は、「事業者・自治体がリード!二地域居住」。
近年人口減少により地域の活力が失われていくという危機感を持ち、活気を取り戻すために二地域居住を促進させている地域が多くあります。今回は、そんな二地域居住に積極的に取り組んでいる事業者を取材。具体的な事例やその狙い、実際に表れている効果なども紹介しています。