三菱地所(株)は、商業施設「MARK IS みなとみらい」(横浜市西区)を竣工。18日、報道陣・関係者向け内覧会を開催した。
同施設は、同社の商業施設ブランド「MARK IS」の2棟目。横浜高速鉄道(みなとみらい線)「みなとみらい」駅に直結。敷地面積約1万8,000平方メートル、延床面積約11万6,189.73平方メートル、鉄骨造・鉄筋コンクリート造・鉄骨鉄筋コンクリート造地上6階地下4階建て。
MMエリア最大規模の商業ゾーンだけでなく、「みんなの庭」や「シーティングスペース」など“公園のように過ごせる空間づくり”を意識。テナントは地元の名店やエリア初出店店舗など189店舗が入居。450席以上を設けたフードコート、全国の人気店などが集まった食品フロアのほか、体験型エンターテイメント施設や大規模ショールームなども設ける。初年度売上高は250億円を見込む。
近隣や県内居住者のほか、みなとみらい線に直通する東急東横線ほか各線沿線在住者の来場を想定。「近隣住民向けの日常使いできるテナント、遠方在住者向けの最先端なテナントなど、バランスのとれたテナント構成を意識した」(三菱地所リテールマネジメント(株)MARK IS みなとみらい館長・当摩 進氏)。
近隣施設とも連携。同社開発のランドマークタワーやクイーンズスクエアとはポイントカードや駐車場の共有化などを計画している。「地域に根差し、まちを活性化させていくランドマーク的存在というブランドコンセプトに基づき、テナントや空間づくりには地域の方々の意見も多く反映した。観光スポットとしてはもちろん、毎日足を運んでいただけるような場所を目指す」(同氏)。
同日開催の竣工祝賀会で挨拶した同社取締役社長・杉山博孝氏は「旗艦商業施設として幅広いニーズに応える空間づくりをしたほか、屋上・壁面の緑化など立体都市公園としても機能させていく。旬なテナント編成とともに老若男女楽しめる場にしていきたい。近隣施設と連携を図りながらエリア活性化に寄与していく」等と述べた。
同施設の開発テーマなどについては、5月28日付けのニュース参照。