三菱地所レジデンス(株)は、リノベーションマンション分譲事業に参入する。今年10月、専任グループを設置。年間100戸・売上高30億円を目指し、事業拡大を図る。
三菱地所グループのバリューチェーンを活かした収益の多様化を図るのが目的。首都圏を中心に、個人・法人の所有するマンション(分譲・賃貸)を、1戸単位もしくは1棟単位で取得。同社がリノベーションによるバリューアップを図った上で、分譲を行なう。
新築分譲マンション事業のノウハウを活かし、スケールメリットによって住宅設備機器の調達コストを削減するため、新築分譲マンション「ザ・パークハウス」に準じた最新設備仕様を導入する。また、同社が売り主として、2年間の瑕疵保証とアフターサービスを付加するなど、入居後のサポートも充実させる。
すでに、1戸単位のリノベーションとして、東京・八丁堀、東京・大島など3物件、1棟単位のリノベーションも東京・上原で1物件を事業化。今後、事業規模を拡大しながら、早期に売上高200億円規模とする。