リスト(株)のグループ会社で、グローバルに高級不動産の仲介サービスを展開するジャパン サザビーズ インターナショナル リアルティ(株)(JSインターナショナル、東京都渋谷区、代表取締役:北見尚之リスト代表取締役)は、ハワイ・オワフ島のカカアココ地区の大規模開発「ワードビレッジ」内の高級コンドミニアムの国内独占販売権を、事業主であるザ・ハワード・ヒューズコーポレーションから取得した。
同プロジェクトは、ホノルル国際空港から13km、アラモアナセンター西側のオーシャンフロントに広がる、総面積約7万坪に、住宅と商業施設を中心とした複合都市とするもの。今後15年間で22棟のコンドミニアムが建設される予定で、2019年にはモノレールも開業。新駅が設けられる。
JS社は昨年、アラモアナ地区の高級コンドミニアム「ワン・アラモアナ」(総戸数206戸)の国内販売を実施。今回の販売権取得は、それに続いてのもの。販売権を得たのは、14年1月から開発が始まる高級コンドミニアム「アナハ」(総戸数311戸)と「ワイエア」(総戸数171戸)のうちの50ユニット。
「アナハ」は地上38階建て、ワンルーム~5ベッドルーム、専有面積40~620平方メートル。販売予定価格は、45万~1,350万ドル。「ワイエア」は、36階建て、1ベッドルーム~7ベッドルーム、専有面積106~1,629平方メートル。販売予定価格は、150万~2,000万ドル超。完成はいずれも16年中。
販売は、14年1月から開始予定。国内での他、10月に買収したハワイの現地拠点「リスト・サザビーズ・インターナショナル・リアルティ」で展開。日本人のほか、アジア各国のユーザーに販売を行なっていく。
4日会見した、JSインターナショナル代表取締役の北見尚之氏は「ワードビレッジは、ハワイでも前例がない大規模開発。リスト・サザビーズ・インターナショナル・リアルティでは、31名の現地スタッフに加え、5名の日本人スタッフを置き、東京とオアフでのワンストップサービスを実現する。事前案内だけで完売が見込めている。追加割り当ても任せていただけると思う」などと抱負を述べた。