ジャパン・ホテル・リート投資法人(JHR)は19日、ホテル「ドーミーインなんば」(大阪市浪速区)の不動産信託受益権を譲渡すると決定した。中長期的な視点から継続保有には適さないと判断。ポートフォリオの質の向上を図ることを目的に譲渡するもの。引き渡しは2014年1月24日の予定。
同ホテルは、鉄筋コンクリート造陸屋根10階建て、土地面積572.95平方メートル、建物面積3,291.91平方メートル。譲渡予定価格は7億円、帳簿価格との差額はマイナス5億2,300万円。
これに伴い、13年12月期の業績予想を修正。修正後の業績予想は、連結売上高113億8,600万円(前回発表比1.5%増)、営業利益52億6,200万円(同12.4%減)、経常利益36億2,700万円(同16.6%減)、当期純利益31億1,300万円(同28.6%減)、1口当たり分配金1,896円(同93円増)を見込む。
当期純利益が減少している主な要因は、「パールホテル茅場町」(東京都中央区)の譲渡損失9億6,600万円と、「ドーミーインなんば」の減損損失5億2,300万円の計上を見込むため。なお、配当積立金18億5,800万円を取り崩して分配金を配当する予定。