ミサワホーム(株)グループで首都圏のリフォームを手掛けるミサワホームイング(株)は、マンションリフォームを強化する。1月21日に東京・三鷹にマンションリフォームのモデルルームやショールーム機能を備えた新たな営業拠点「マンションリフォームプラザ」を開設。2月25日にプレス向け見学会を開いた。
ミサワホームイング代表取締役社長執行役員の渡邉一広氏は、同社初のマンションモデルルームの開設について「東京は4世帯に1世帯がマンション住まいであり、マンションリフォームの商機は多い。マンションリフォームプラザでは、月間10件の成約を目指す。この施設が成功したら、千葉や神奈川といった首都圏各エリアに同様の営業拠点を増設するつもりだ。戸建てやその他のリフォームも含め、目標である売上高1,000億円に向けて営業体制を整備したい」と話した。
マンションリフォームプラザは、モデルルーム、ショールーム機能を兼ねたセミナースペース、デザインオフィスなどで構成。モデルルームでは、同社の定額制マンションスケルトンリフォーム商品「Marm(マルム)」を紹介する。
マルムは1月に商品改定を実施し、「シンプル」(1平方メートル当たり8万9,000円)、「レギュラー」(同9万9,800円)、「コンフォート」(同13万5,000円)の3グレードのパッケージを設定。今回はスタンダードプランである「レギュラー」のリフォーム後イメージをモデルルームに反映した。
ミサワホームイングの13年度上期のリフォーム1件当たりの平均工事高は約860万円。営業推進部営業推進課の井上大輔氏は、「工事単価900万~1,000万円のリフォームの受注を増やしたい」と、受注単価のアップを狙う。オープンから1ヵ月経過し、1日当たり2、3組の来場を集めているのに加え、顧客や現場営業マンからの評価も高く、上々のスタートだという。