不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2014/4/30

営利28%増の142億円に。太陽光住宅と多層階住宅が牽引/パナホーム14年3月期決算

 パナホーム(株)は25日、2014年3月期決算を公表した。28日には決算説明会を行ない、代表取締役社長の藤井康照氏が事業展開などについて語った。

 当期(13年4月1日~14年3月31日)は、連結売上高3,244億5,800万円(前期比12.1%増)、営業利益142億2,200万円(同28.3%増)、経常利益148億3,400万円(同27.7%増)、当期純利益89億2,500万円(同21.7%増)。

 主力の新築請負において、10kWの大容量太陽光発電を搭載したスマートハウス商品「エコ・コルディス」が受注1,157棟を達成。「単一商品で1,000棟超えはかつてない」(藤井氏)というヒットを飛ばした。上期には消費増税に伴う駆け込み需要が、下期はその反動減が発生したが、当期の戸建て受注高は1,465億9,500万円(同3.0%増)とプラスで着地した。

 15年3月期については、連結売上高3,330億円、営業利益165億円、経常利益165億円、当期純利益100億円を見込む。

 新築請負についてはネットゼロエネルギーハウス(ZEH)仕様の「ブルーエナジー」を積極アピールするほか、3階建て以上の多層階併用住宅を相続対策ニーズの強い都市部で拡販。「この先、新設住宅着工の増加は考えにくい、しかし、スマートハウスや多層階住宅といった新しい価値を生み出すことで、潜在需要を顕在化していきたい」(藤井氏)と、徹底的な差別化戦略によって需要を取り込んでいくとした。

記事のキーワード 一覧

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年9月号
アクティブシニアの最新住宅ニーズ!
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/7/5

「月刊不動産流通2025年8月号」発売中!

月刊不動産流通研究所2025年8月号」が発売となりました!
特集は、「今こそ! リスキリング」。社会が目まぐるしく変化する中で、不動産事業者も取り巻く環境に適応するためのスキルアップが不可欠です。本特集では、新たな課題への対応や業績向上に向け社員の「リスキリング」支援に取り組む事業者に着目。その狙いや取り組み、効果を紹介します。