ハウスコム(株)は30日、2014年3月期決算説明会を開催した。
当期(13年4月1日~14年3月31日)は営業収益82億4,400万円(前年同期比5.5%増)、営業利益3億3,400万円(同89.6%増)、経常利益7億3,600万円(同46.1%増)、純利益4億200万円(同57.7%増)と増収増益となった。
営業収益の内訳は、不動産賃貸仲介事業で43億6,400万円(前期比5.3%増)、仲介関連サービス事業で26億1,600万円(同7.0%増)、その他の事業で12億6,300万円(同3.1%増)と、過去最高収益を達成した。営業利益については、ウェブ活用の効率化や広告宣伝費・販売促進費などの見直し、情報メンテナンスセンターの人件費低減などといった費用抑制により、期初計画を6.2%上回った。期末の店舗数は134店舗(同1店舗減)。
会見の席で同社代表取締役社長の田村 穂氏は「当期は収益性の回復や成長基盤の再構築を図り、過去最高の営業収益と仲介件数を達成できた。次期からは再び成長拡大路線へ舵を切り、積極的な店舗出店や新規顧客獲得を行なっていく」と述べた。
次期は新規出店の加速による140店舗達成、のれん分け形式のフランチャイズ展開などを実施していく。
業績は、営業収益86億3,700万円、営業利益4億6,500万円、経常利益7億9,300万円、純利益4億2,700万円を見込む。