(株)ザイマックス不動産総合研究所は19日、「オフィステナント電力量調査」結果を発表した。ザイマックスグループ運営のオフィスビルテナントのデータから電力量を算出。そのうち、東京電力管内における震災前後の変化について調査したもの。調査期間は2014年1~3月。
「オフィステナント電力量」とは、テナントごとに毎月の電力量を集計し、一般的な営業日数で補正。テナントの賃借面積で割り、1ヵ月間で消費する1坪当たりの電力量を算出した数値。
当期間中のオフィステナント電力量は、14年1月が50.3kWh/坪、2月が41.3kWh/坪、3月が40.0kWh/坪だった。
10年以降の冬季(1~3月平均)のオフィステナント電力量は、10年が46.0kWh/坪、11年が46.1kWh/坪、12年が44.1 kWh/坪(前年比4.3%減)、13年が43.6kWh/坪(同5.4%)、14年が43.9kWh/坪(同4.8%減)と、震災後は5%減の水準を3年連続で維持してることがわかった。